女系天皇を認めるか男系天皇にこだわるかで小林よしのり氏とチャンネル桜の水島聡社長が対立しています。
ほんの少し前まで小林よしのり氏はチャンネル桜内に自分の番組を作ったりで仲良くやっていたのですが、時間と共にお互いの主張の違いが少しづつ表面化し、ついに皇統問題で激しく衝突してしまいました。
現実を見つめ物事を合理的に追究していこうという小林氏と伝統や習慣を重んじる水島氏、両者の間にはどうしても埋めることのできない溝が横たわっています。
どちらも保守系で愛国心にあふれる人たちですから仲良くやってもよさそうですが、最終的にはそうはならないのがあらゆる思想問題のむずかしさ。 この世界から紛争がなくなることはないのかもしれません。
追) チャンネル桜のことをカルト集団呼ばわりされてしまえば水島氏としても引くわけにはいかないでしょう。
小林氏が動画への進出を始めたのは最近の出版不況と無関係ではないと思われます。両者が激突して炎上すれば、雑誌の出版部数は大きく伸びるはず。ケンカのかたわらでソロバンを弾いている可能性もあります。真面目な人間をからかったとき、とんでもない結果になることがよくありますが、究極の炎上マーケティングがどのような結末を迎えるかちょっと心配ではあります。